エアコンからのゴボゴボが開始の合図?! カーテンレール上で展開されるギリギリの生活圏防衛線

「冷え方はバッチリなんですけど、エアコンから水がポタポタと漏れてきて……」
そんなお困りの声を受けて駆けつけたのは、大阪府四條畷市(四条畷市)にお住まいのK様邸。 夏の厳しい暑さの中、エアコンからの水漏れは家財を濡らすだけでなく、精神的にもじわじわとストレスが溜まるものです。
お部屋にお邪魔すると、そこには忘れられない「涙ぐましい光景」が待っていました。
1. カーテンレールの上に鎮座する「救世主」

不調を訴えていたのは、11年前に設置された富士通製エアコン「AS-J40E-W」(冷房能力4.0kW・最大17畳用)。
室内機の右下、ちょうどカーテンレールの上の狭いスペースに、小ぶりのプラスチックタッパーが「ちょこん」と置かれていました。
「一日中使うと、この容器では全く追いつかないくらい漏れてくるんです」とK様。 日によって漏れる量は違うものの、この状態でこの先も猛暑を乗り切るのは、精神的にも限界なのは明らかでした。
「よし、なんとかしましょう!」と気合を入れて、まずは状況確認のための試運転をスタートします。
2. 「キンキンに冷える」のに「大洪水」

リモコンを最低温度&最大風量に設定すると、室内機は「ゴボゴボッ……」と謎の異音が響きます。そしてしばらくすると、事前のご報告通りエアコンの左下から、なかなかの勢いで水が滴り落ちてきます。
でも、風自体はめちゃくちゃキンキンに冷えていて、お部屋を冷やす能力は今でも現役バリバリ。
冷却能力は全く問題ないのに、水漏れのせいで使えない……。これは点検の結果次第ではありますが、十分使える戦力として「買い替えるのはあまりにももったいない」ケース。 K様も「年数も経っているから、もしダメなら買い替えも……」と諦め半分でしたが、プロとして「直して使う道」を徹底的に探ります。
3. 水の通り道に立ちはだかる「目詰まり」を撃破!

一旦運転をストップし、エアコンのカバーを取り外して解体作業に入ります。 エアコン内部で作られた冷たい結露水を外へ逃がす排水ルートが、何らかの障害によって完全に塞がれている可能性が…。
そこで、以下のステップで徹底的に「お掃除&点検」を行いました。
- フィルターと熱交換器(アルミフィン)の清掃
- ドレンパン(水受け皿)とドレンホース(排水管)の詰まり点検
- 上記、排水経路上に溜まっていた長年のゴミや異物の完全除去
すべての清掃を終え、仕上げにアルミフィンからテスト用の水をそっと流してみると……。 さっきまでの詰まりがウソのように、水がサラサラとドレンパンに落ち、外へ吸い込まれて流れていきました。
組み立て直して、最終の動作チェック。 先ほどまでの水攻めや異音も鳴りを潜め、経路上に溜まる事なく、スムーズに排水されていきます! 「これで買い替えずに、まだまだ今のエアコンが使えますよ!」とお伝えした瞬間の、K様のホッとした笑顔が本当に印象的でした。
4. 火照った体に染み渡る「冷たいご褒美」

作業を終えて車に乗り込もうとした時、K様から「暑い中ありがとうございました!」と、キンキンに冷えたスポーツドリンクをなんと2本も差し入れていただきました。
灼熱の現場で汗だくだった私の体は、まさに乾ききった砂漠状態。帰りの車内で、1本目を文字通り「グビグビッ」と一瞬で即飲み干してしまいました。カラッカラの喉から潤いが全身に染みわたる様で、格別の美味しさとありがたみ…本当にごちそうさまでした!
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